展覧会情報

500m美術館vol.39上遠野敏展「命と祈りの約束」

500m美術館では北海道の現代美術を牽引してきた作家たちを取り上げ個展形式で発表する企画を昨年から行なっています。その第二弾として500m美術館vol.39は、美術家であり札幌市立大学名誉教授の上遠野 敏の展覧会を開催します。

東京藝術大学大学院彫刻専攻修了後、札幌市立大学で教鞭を執りつつ長年にわたり美術家として国内外で作品を発表してきた上遠野は現在、大学を退官し三笠にアトリエを構え積極的な制作活動を展開しています。三笠をアトリエに選んだのは上遠野が2009年から関わってきた空知地区の炭鉱跡地アートプロジェクトの延長上のことでしょう。この炭鉱跡地アートプロジェクトで上遠野はアーティスト兼ディレクターを務め、近代化における人間社会と自然との関わりの中に発生するポジティブとネガディブの両面を北海道の産炭地を舞台に検証し、美術表現で自然と人間との新たな共生を示唆しています。

上遠野は炭鉱跡地アートプロジェクトの他、北海道に伝わる縄文文化からアイヌ思想、さらに自然を神としたアニミズムや神仏習合にみられる見えないものに対する人の行いに美しさを見出しつつ、森の木や石に紙垂、御幣、エリモノなど、古くから伝わる古神道の儀式行為を上遠野独自の現代美術表現で行い、時には仏師となり地蔵制作や近代の偉人を仏像化する仕事もしています。

近年の上遠野の表現行為は、世の中の全ての物事に精霊が存在することを信じつつ、常に全てにおいて感謝の念を抱いているかのように見えてなりません。2020年に上遠野が参加した野外美術展では、自ら制作した地蔵の周りに数百本の造花を丁寧に地面に植え付けました。造花といえども祈ることで命が宿る神聖な作品へと昇華され、そこにも精霊が存在することを誰もが感じたことでしょう。

上遠野の表現行為は見えない何かとの神聖な約束を果たしているようにみえます。500m美術館vol.39は上遠野の長年にわたる造形行為の軌跡と感謝の表現形を多くの道民市民と共有したいと企画したものです。

===============

■500m美術館vol.39

上遠野敏展「命と祈りの約束」 展覧会概要

会 期 |2022年8月20日(土)〜10月26日(水)

会 場|札幌大通地下ギャラリー500m美術館

住所|札幌市中央区大通西1丁目~大通東2丁目
(地下鉄大通駅と地下鉄東西線バスセンター前駅間の地下コンコース)

時 間|7:30~22:00

展示作家|上遠野 敏

主 催|札幌市

企画運営|CAI現代芸術研究所/CAI03(有限会社クンスト)、一般社団法人PROJECTA

※本展はガラスケース8基での開催となります。

===============

ご来場いただいた方を対象にWEBアンケートを実施しております。
今後のより良い企画運営のため、ご協力お願いいたします。
【回答方法】下記のURLにアクセスしてご回答ください。
https://www.city.sapporo.jp/shimin/bunka/500mbijutukan/2022_questionnaire500m.html
(札幌市公式ホームページ ホーム > 教育・文化・スポーツ>文化・芸術>札幌市所管の文化施設について(指定管理者制度など)>札幌大通地下ギャラリー「500m美術館」)

Category:お知らせ一覧,

500m美術館 vol.38会期延長のお知らせ

4月23日より開催中の展覧会の会期を、以下のとおり延長いたします。

vol.38 「ながめのいい場所」

当初予定 : 2022年4月23日(土)~7月6日(水)

→変更後 : 2022年4月23日(土)~8月3日(水)

vol.38 The WALL vol.3 国松紗智子 「Line of Sight – 視線」

当初予定 : 2022年4月23日(土)~10月12日(水)

→変更後 : 2022年4月23日(土)~10月26日(水)

_____________________

Category:お知らせ一覧,

500m美術館 vol.38  The WALL vol.3 国松紗智子「Line of Sight – 視線」

注目

500m美術館の壁面ウォールを活用する「The WALL 」第3弾は、アーティスト国松紗智子を迎えて開催します。本展は約6カ月間という長期間の展示となり、現代の壁画を考察するものです。国松の浮遊感が漂う、繊細な線によるドローイングで、100mを超える巨大な壁面をある種、絵巻物用のようなドローイングの線のみで造形します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■500m美術館 vol.38 The WALL vol.3

国松紗智子「Line of Sight – 視線」展覧会概要

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

会期|2022年4月23日(土)~10月26日(水)

※当初10月12日(水)終了予定でしたが会期延長となりました。

会場|札幌大通地下ギャラリー500m美術館

住所|札幌市中央区大通西1丁目~大通東2丁目
(地下鉄大通駅と地下鉄東西線バスセンター前駅間の地下コンコース)

作家|国松紗智子

時間|7:30~22:00

主催|札幌市

企画運営|CAI現代芸術研究所/CAI03(有限会社クンスト)、一般社団法人PROJECTA

企画担当|高橋喜代史(一般社団法人PROJECTA)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

制作風景

Category:ブログ, お知らせ,

Johannes Evers/ヨハネス・エヴァース

会期 :