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第5回札幌500m美術館賞 審査員 講評

■ゲスト審査員
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前回に引き続き審査をさせていただきました。
今回の参加者もヴァラエティに富んだ精鋭ぞろいで、またしても審査に頭を悩ませました。
悩ませた要因の一つに、阿児つばさ氏のプランが非常に荒唐無稽な、それでいて魅力に溢れていたことがあります。
これをどのように評価すべきなのか、500m美術館での展示に適合しているのか、アートとしてどうなのか、そもそもこれはなんなのか。
そのような問題を提起したという点において、落選作の中でも特筆に値するものだったと思います。
選ばれた二人の作品は、500m美術館という名前が示す「長さ」と「視線の移動」を強く意識し、効果的なプランを提案していたものです。
空間を分割すること、集中と気散じのバランス、鑑賞者の想像力のコントロールなどの点において優れた企画でした。
惜しむらくは、「アート」が作ってしまう不条理な空間性を公共空間に対峙させるような視点の作家がいても良かったのではないか。
来年は、アーティストの「態度」が社会に対してむき出しになっているような、強い表現が現れてくれることを期待します。

 

遠藤水城
(キュレーター、HAPSディレクター)
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最終的に、そつなくまとまったものがグランプリに残ったと思う。風間天心は、会場の形状(凹み=アルコーブ)や機能(中継地としての通路)をうまくつかみ、着想の一貫性や視覚的な強さも十分に持つ。しかし、神棚をワンポイントとせず、もっと様々な様式を混淆的に見せたほうが、本来の意図(床の間の雑然性)に沿ったのではないか。わにぶちみきは、台湾の風景から抽出した印象を大小のタブローに翻案し、リズムよく配置している。季節のコントラストや歩行のリズムともよく合うだろう。ただし、なぜ台湾なのかについてはもっと説得力がほしい。全体に、いかに空間を埋めるかだけでなく、空間を一点突破できるような奇想天外な想像力の産物がもっと数多くあっていい。その点、現実味に欠けたとはいえ、阿児つばさの氷橋を使ったプランは議論のしがいがあった。

 

椹木野衣
(美術批評家、多摩美術大学教授)
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■審査員(50音順)
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2016年度第5回札幌500m美術館賞 総評

5回目を迎えた札幌500m美術館賞は、昨年度に引き続き、遠藤水城氏(キュレーター、HAPSディレクター)をゲスト審査員に迎え、またその経験を踏まえさまざまなアドヴァイスを受けて、昨年度に比べ以下の3点で選考方法を改めた。
第一に、ゲスト審査員を遠藤氏に加え、多摩美術大学教授で美術評論家の椹木野衣氏にお願いしたことである。つまり2人のゲスト審査員と500m美術館専門委員会委員4人の6名によって審査が行われた。
第二に、昨年は応募者のなかから第一次選考、二次選考を経て選ばれた二人のグランプリ候補者に実際に作品を制作してもらい、それを見た上で最終審査を行い、グランプリと準グランプリを決めた。それはその前年は残念ながらグランプリ該当者無しという結果に終わったため、ガラスケース8基を1人で全部使うのではなく、4基を2人に展示してもらうことに伴った措置で、確かに最後まで緊張感のある選考方法であった。しかし実際に運用してみると、いずれの作品にも甲乙がつけがたく、審議を尽くしても審査委員一同の合意を形成することが困難であったこと、また何よりも候補者二人に対して心身に加重のストレスを強いてしまうことが問題として残った。そこで今年度は第一次、第二次の選考により最初から2人のグランプリ受賞者を決めるというよりシンプルな形式に改めた。
第三に、その審査にあたって、従来も審査員のなかでは一定の審査基準が共有されてはいたが、今回はそれを募集要項にも明文化し1)500m美術館の特性が生かされているか、2)独創性や話題性はあるか、3)公共空間での展示に適しているか、4)実現性はあるか、の4点に従って審査した。もちろん明文化しても、ではこの4点には軽重の差はあるのか、この基準に当てはまらないような作品をどう扱うのか、などの問題は起こりうるが、審査員各自の作品の見方を整理し、合意形成する上で有効であった。
さて今回の応募者は20組であった。うち北海道から10組、道外10組(うち一人は海外)である。8月25日に札幌において、500m美術館専門委員会の4名が書面による第一次審査を行い、そこに遠藤氏、椹木氏から届いた評価も加えて、9人を選考した。9月15日には遠藤、椹木両氏にも来札いただき、9人の候補者に対し、それぞれ5分のプレゼンテーションと各委員との10分間の質疑応答による第二次審査を実施した。その後、一人一人の作品について、上記4点の審査基準を中心に審査委員一同によって慎重に検討した結果、風間天心氏とわにぶちみき氏の二人にグランプリ受賞者として選出することとなった。
風間氏はこれまでにも何度か応募を重ね、今回ようやくグランプリとなったことは慶賀の至りである。従来からモアレの視覚的効果の作品化に取り組んでいたが、今回はそれに加え、水引という素材を用いた濃密度の造形性が評価された。前面に張られる糸がうまくモエレの効果を生じさせることができるか、長い会期中のメンテナンスは大丈夫か、果たして神棚の設置は必要なのか、など危惧する意見もあったが、それらを良い意味で裏切って、金銀きらめく色彩が500m美術鑑を華やかに荘厳することと期待している。
わにぶち氏の作品は500m美術館の横への広がりをうまく利用して、具象から抽象への展開(あるいは収斂)を段階的に展示するものである。モンドリアンは木の枝振りを単純な線の交差に抽象化していったが、わにぶち氏は台湾で撮影した写真をもとに、それを単純な色面の構成へと還元してゆくのである。今ではコンピュータを用いて、画像にさまざまなエフェクトを加えることは珍しくはないが、単に結果だけではなく、その行程を作品とすることによって、見る者はある種の謎解きも楽しむことができるだろう。
グランプリ受賞には至らなかったが、阿児つばさ氏の作品には底知れぬパワーが感じられたものの、その実現性が疑問視され、技術的な面も含めていっそう詳細なプランを練り上げてもらいたい。また福崎翼氏の超絶技巧の描画は道行く人の眼を止めはするだろうが、なぜ動物を描くのかといった点を掘り下げられれば作品により深みが増すことだろう。その他、アイスランドや名古屋などの地域を題材とした作品が多かったのも、今回の特徴のひとつであった。それを無理に札幌と関係づける必要はないが、なぜその土地なのか、その土地でなければならないのか、それを500m美術館で展示するというのはどうゆうことか、といったことが説得的に語られなかったのが残念である。より一般的にいえば、主題の必然性について、作家自身が十分な自己認識を持つことが重要である。皆にチャンスはあるので、来年度以降も、再度チャレンジされるよう願っている。

 

北村清彦
(北海道大学大学院文学研究科芸術学講座教授・500m美術館専門委員会委員長)

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今回初めて審査に加わったが、審査にあたっては「訴求力」と「構成力」を重点に各プランをながめてみた。この500m美術館の展示空間(といいきるにはちょっととまどい、壁面というだけにもおさまらない)は、なかなかに難しい性質を持っているし、ここの「観覧者」の眼もそんなに容赦はない。だからこそ、その「観覧者」に「なにごとか」と思わせるような力(要素)も大事、と思ってみた。かなうことなら「大冒険」にも期待したいところが多いけれども、概して実現性という壁に阻まれていくようだ。さらに無いものねだりをするのは(それこそ実現性がないものとして)反則だが、この美術館の展示が反対壁面や天井等にも拡張できれば、もっと冒険できるかな、とも妄想する。

 

地家光二
(北海道立近代美術館学芸部長)

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今年の応募作品は500m美術館の施設面の特徴を活かすプランが多くみられた。その反面、北海道という寒冷地、その中心都市である札幌、というような地域的な特殊性においては、多くの作家が自らの作品と結びつけることに苦労している様子も感じられた。今回のグランプリを受賞した2作品も特別に地域性を意識したプランではなかったが、作品の完成度と500m美術館の長い展示空間を活かしたことが評価された要因であった。
今回の受賞を逃した作品の中では、長谷部勇人氏の二眼レフカメラを用いた記憶を追求するアプローチに興味を持った。「祖父の記憶」と「名古屋」という極めて個人的なこだわりが制作のモチベーションになっており、写真とカメラの両方の特質と関係性が強く表現されていたと思う。

 

三橋純予
(北海道教育大学岩見沢校美術文化専攻教授)

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中崎透「冬とスキー(仮)」展をサポートしてくれる「SIAF 500メーターズ」を募集します

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札幌国際芸術祭(SIAF)2017で、札幌大通地下ギャラリー500m美術館に出展する中崎透の「冬とスキー(仮)」展をサポートしてくれる、ボランティアメンバー「SIAF 500メーターズ」を募集します。

また、募集に伴い、「SIAF 500メーターズ募集説明会」を開催いたします。実際にボランティアメンバーとしてどんな活動をするのか、アーティスト本人が説明しますので、興味のある方は、ぜひご参加ください。

※500m美術館の企画・制作・管理・運営など業務をサポートする「500メーターズ」とは異なります。

 

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SIAF 500メーターズ募集説明会

日時:
第1回 2016年11月11日(金)18:30〜19:30
第2回 2016年11月12日(土)15:00〜16:00

ゲスト:
中崎透(美術家)

会場:
札幌市資料館2階 SIAFプロジェクトルーム(札幌市中央区大通西13丁目)

※第1回、第2回とも同じ内容です。
※申込不要です。直接会場にお越しください。

 

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SIAF 500メーターズ募集要項

定員:
15名程度(先着順)

年齢:
高校生以上

その他:
職業、性別、経験など不問。「雪山」「スキー」「展覧会作り」「札幌国際芸術祭」に興味がある方大歓迎。

活動期間:
2016年11月~2017年10月(約1年間)

主な活動内容:
「SIAF2017中崎透『冬とスキー(仮)』展」に関するリサーチ、道具の搬入・搬出、会場の設営・撤去など、アーティストの中崎透をサポートし、一緒に展覧会をつくっていきます。
また、1か月に1回程度、ワークショップやミーティングなどを実施予定(来年度からは月2〜3回程度を予定)。

募集開始:
2016年11月11日(金)から

申込方法:
Eメールにて受付。
メールの件名を「SIAF500メーターズ参加希望」とし、本文に
1.氏名、
2.職業、
3.生年月日、
4.電話番号、
5.メールアドレス
を記載のうえ、担当の佐野(sano@cai-net.jp)まで送信ください。
Eメールが利用できない場合は、下記の問い合わせ先まで、ご連絡ください。

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主催
札幌国際芸術祭実行委員会/札幌市
〒060-8611 札幌市中央区北1条西2丁目
TEL:011-211-2314

お問い合わせ
有限会社クンスト(担当:佐野)
〒060-0042 札幌市中央区大通西5丁目昭和ビル地下2階
TEL:011-802-6438(13:00-22:00/日・祝休)
Email:sano@cai-net.jp

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第5回500m美術館賞グランプリ決定!

5回目を迎えた「500m美術館賞」、今年度はゲスト審査員に椹木野衣氏、遠藤水城氏をお迎えして、多数の応募者から9名が最終選考に残り、2名のグランプリ受賞者が決定しました。

 

最終選考通過

 

阿児 つばさ 大阪市

秋 廣  誠 千葉県柏市

内山 恵利 札幌市

風間 天心 札幌市

鈴木 悠哉 福島市

長谷部 勇人 名古屋市

福崎 翼 奈良市

彦坂 敏昭 京都市

わにぶち みき 大阪市

 

グランプリ受賞者

風間 天心

わにぶち みき

 

展示は来年となりますが、皆様のご来場お待ちしております!

■第5回札幌500m美術鑑賞グランプリ展

2017年1月28日(土)〜3月29日(水)

■授賞式+シンポジウム

2017年1月28日(詳細については後日発表いたします。)

 

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宮井和美さんのレクチャーがありました(500メーターズ4期)

9月21日の500メーターズ4期の会議で、モエレ沼公園の学芸員として活躍されている宮井さんにお越しいただきレクチャーをしていただきました!

今までに企画された展覧会の紹介を、当時のパンフレットとともにしていただきました。学芸員がおひとりしかいないということで、展示に関わるすべてを担当されています。第一段階の企画書やなににお金がかかっているかなど、詳細に教えていただくことができ、メーターズの展覧会運営にもとても役に立つ内容となりました!

最後には、500メーターズ企画会議にもご参加いただきアドバイスをもらいました。展示のテーマが決まりつつあります!展覧会まであと4ヶ月!

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樋泉綾子さんのレクチャーがありました。(500メーターズ4期)

500メーターズ4期では、1月の企画展へ向けて会議を行っています!

8月24日の会議では、彫刻美術館の樋泉綾子さんをお招きしレクチャーをしていただきました。ご自身の企画の話や、メーターズの企画へのアドバイスなど充実した内容となりました。

さらに今回の会議では新たに見学にきてくれた方が5名もいました!

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500メーターズ第4期メンバーは引き続き募集しています!

■第4期500メーターズ期間:
2016年5月~2017年3月末

■申込方法:
メールにて受付。表題を「第4期500メーターズ参加希望」とし、
お名前、職業、生年月日、電話番号、PCメールアドレスの5つをご記載のうえ、
担当:赤坂宛(info@projecta.or.jp)までご連絡ください。

■次回会議
日程:2016年9月7日(水)19:00〜
会場:CAI02
住所:札幌市中央区大通西5丁目8 昭和ビル地下2階

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第5回札幌500m美術館賞  募集開始

第5回札幌500m美術館賞 

The 5th Sapporo Odori 500-m Underground Walkway Gallery Award

ガラスケース

500m美術館では、2016年度も現代アートの作品プランおよび企画プランのコンペティション「第5回 札幌500m美術館賞」を実施します。500m美術館のガラスケース(幅12,000mm × 高さ2,000mm × 奥行650mm)4基、全長48mの作品展示プランを募集。アーティストの個展、キュレーターによる企画展、作家同士のグループ展など、ガラスケース4基の空間を生かしたプランの中から最も優れた2組をグランプリとして選出し「500m美術館賞グランプリ展」で展示します。多くの応募をお待ちしております。

 

■ゲスト審査員
遠藤水城(キュレーター、HAPSディレクター)

椹木野衣(美術批評家、多摩美術大学教授)

 

■審査員

岩﨑 直人 (札幌芸術の森美術館学芸係長)

北村 清彦 (北海道大学大学院文学研究科芸術学講座教授)

地家 光二 (北海道立近代美術館学芸部長)

三橋 純予 (北海道教育大学岩見沢校美術文化専攻教授)

 

■応募期間

平成28年6月27日(月)~8月12日(金)[必着]

 

■応募方法
応募方法・応募要項等に関する詳細につきましては、下記リンクよりダウンロードしてください。

・応募要項

PDF     500m_Award_2016_guideline

応募用紙

PDF  500m_Award_2016_form

Word  500m_Award_2016_form

 

※ご希望の形式をダウンロードください。

※原則メールで応募してください。やむをえない場合は郵送も可。

※必ず応募要項をよくご確認の上、ご応募ください。

 

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■応募先およびお問い合わせ先

有限会社クンスト  担当:佐野

E-mail:500mmuseum@gmail.com

〒060-0042

札幌市中央区大通西5丁目8昭和ビル地下2階

Tel:011-802-6438(13:00-23:00 日祝休)

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第5回札幌500m美術館賞、審査員決定!

第5回札幌500m美術館賞の審査員が決定しました。

 

■ゲスト審査員(50音順)

 

遠藤水城(キュレーター、HAPSディレクター)
椹木野衣(美術批評家、多摩美術大学教授)

 

■審査員(50音順)

 

岩﨑 直人 (札幌芸術の森美術館学芸係長)
北村 清彦 (北海道大学大学院文学研究科芸術学講座教授)
佐藤 幸宏 (北海道立近代美術館学芸部長)
三橋 純予 (北海道教育大学岩見沢校美術文化専攻教授)

 

 

■募集予定期間

 

2016年6月20日(月)~7月29日(金)[必着]

 

※続報は6月上旬に500m美術館ホームページで発表します。

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第5回札幌500m美術館賞を募集します

500m美術館では、2016年度も現代美術の作品プラン/企画プランのコンペティション

第5回札幌500m美術館賞を行います。皆様のご応募お待ちしております。

■募集予定期間

2016年6月20日(月)~7月29日(金)[必着]

※続報は6月上旬に500m美術館ホームページで発表します。

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第4期「500メーターズ」ボランティアメンバー大募集!!

2016年5月より、500m美術館の企画・制作・管理・運営など業務をサポートしてくれるボランティアのアートマネジメントチーム「500メーターズ」の第4期メンバーを大募集します!

 

500メーターズとは?
500メーターズとは、アーティストの作品制作アシスタントや展示サポートのほか、展覧会の企画や運営方法を学ぶ市内の学生や社会人などで結成された市民ボランティア組織です。平成29年1月には、500メーターズプロジェクトとしての展覧会を予定しており、その実施へ向けた企画立案などを行います。

 

500メーターズ活動実績
500m美術館の運営をサポートしながら、自らの企画展実現に向けて活動しました。
・第1期500メーターズ(2013年5月結成)
500メーターズプロジェクト001「Re:送っていただけませんか?」開催(2014年2月1日~3月28日)
・第2期500メーターズ(2014年4月結成)
500メーターズプロジェクト002「カラフルアンダーグラウンド」を開催(2015年1月31日~4月24日)
・第3期500メーターズ(2015年4月結成)
500メーターズプロジェクト003「ズレ展」を開催(2016年1月30日~3月25日)

 

第4期500メーターズについて

 

札幌大通地下ギャラリー500m美術館では、市民の皆さんが日常的に現代美術の作品に触れる機会を作り出していますが、アーティストと市民の皆さんとを結びつけるアートマネジメントに通じた人材育成が今後の重要な課題となっています。第4期500メーターズは、アーティストの制作アシスタントや、作品展示のお手伝いなど、500m美術館の管理運営をサポートし、将来のアートマネジメントを担う人材を養成する現場となるものです。毎月1~2度、札幌市内のギャラリーなどに集まり、2017年1月に開催予定の展覧会「500メーターズプロジェクト004」の企画立案ミーティングを行います。各回のミーティングにはアドバイザーとして、ギャラリスト、アーティスト、コーディネーターなどアート関係者も参加。展覧会の企画や運営に関する助言などを受けながら、500メーターズの活動を通してアートマネジメントを実践的な活動を行っていきます。

第4期500メーターズの活動予定

 

○500m美術館の搬入設営、搬出撤去、アーティストの制作サポートなどを通じて、アーティストと交流し、現代美術の現場を体験する機会を得ることができます。

 

○毎月1~2度、企画立案ミーティングや、500m美術館のマネジメント会議を実施。

 

○2017年1月に開催予定の、500m美術館ウォール部分(壁面約120m)における展覧会の企画立案、設営撤去、制作補助、予算管理等、展覧会のマネジメント業務全般を行います。

 

○全6回程度、アートマネジメント講座を開講、展覧会の作り方を学びます。講師には、大学教授、学芸員、研究者、ギャラリスト、アーティストなどを予定。

 

○第4期500メーターズ活動スケジュール ⇒ 500m04_schedule_2016

 

 

500メーターズへの参加方法について

 

■募集定員:
20名。
全日程に参加できなくても構いませんが、1年間を通じて最後までご参加いただける方を優先します。

 

■参加条件:
・アートに興味があること。
・アートマネジメントに興味があること。
・ボランティア(自発的)であること。

 

■募集時期:
第1回ミーティングを2016年5月18日(水)19:00~21:00にCAI02で行います。
会場:CAI02
住所:札幌市中央区大通西5丁目8 昭和ビル地下2階

 

■第4期500メーターズ期間:
2016年5月~2017年3月末

 

■申込方法:
メールにて受付。表題を「第4期500メーターズ参加希望」とし、
お名前、職業、生年月日、電話番号、PCメールアドレスの5つをご記載のうえ、
担当:赤坂宛(info@projecta.or.jp)までご連絡ください。

 

 

お問い合わせ先

 

一般社団法人PROJECTA
〒064-0821 札幌市中央区北1条西28丁目2-5
担当:赤坂

Mail info@projecta.or.jp
Web http://www.projecta.or.jp/

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500m美術館vol.18 関連トークイベント

500m美術館vol.18 関連トークイベント「札幌の写真」

2016年4月2日(土) 18:00~19:00

Sapporo Section 3:「記憶と記録の札幌」出店者による札幌の写真についての作品解説とトークセッションを行います。写真の地域性、作家性など、札幌・北海道の写真について考察していきます。

モデレーター:高橋喜代史

会場:テラス計画

住所:札幌市中央区北2条西4丁目 札幌三井JPビルディング内 赤れんがテラス5階

※入場無料・予約不要、登壇者は変更する場合がございます。

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500m美術館vol.18 関連トークイベント「作品をコレクションすること」

2016年4月2日(土) 19:30~21:00

「コレクター」「コレクション」「アートマーケット」を軸に、作品をコレクションすることの楽しさや奥深さ、作品の買い方や選び方、作品の保管方法や展示方法などについてお話いただきます。

ゲスト:石鍋博子(ワンピース倶楽部 代表) ワンピース俱楽部 http://onepiececlub.sakura.ne.jp/

モデレーター:端聡

会場:テラス計画

住所:札幌市中央区北2条西4丁目 札幌三井JPビルディング内 赤れんがテラス5階

※入場無料・予約不要、登壇者は変更する場合がございます。

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展示作品のパーツ(翼)をさしあげます

第4回札幌500m美術館賞」に出展している山崎阿弥の作品『都肢、耳が瞬くときの』に使用されている、翼状のパーツ(小さな紙製の羽根120枚弱を貼り合せたもの)を、裏面に日付とサインを入れ、ご希望の方へ搬出日の3/26にさしあげます。
当日の11:00~13:00(予定)の間に500m美術館に取りに来て下さった方限定です。
予約や取り置きはいたしません。事前のご連絡も不要です。
なお、お手渡しの時間が変更になる場合がございますのであらかじめご了承ください。

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第4回500m美術館賞グランプリ決定!

第4回500m美術館賞グランプリ賞は、厳正なる審査の結果、

高田洋三さん(写真家)、山崎阿弥さん(美術家)のWグランプリとなりました。

現在、500m美術館にて両名の作品を展示していますので、是非ご高覧ください。

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第4回500m 美術館賞グランプリ授賞式 & トークセッション

いよいよ、1月30日(土)から第4回500m美術館賞の展示がはじまります。

今期の500m美術館賞は、昨年の2次面接審査で選ばれた2名のアーティストが、それぞれガラスケース4基を使用して展示をおこないます。

1月30日(土)は、17時から第4回500m 美術館賞グランプリ授賞式 & トークセッションを資料館研修室にて開催します!!!

500m美術館賞審査委員長の北村清彦さん(北海道大学大学院文学研究科芸術学講座教授、)をモデレーターに、
ゲスト審査員の遠藤水城さんと作家高田洋三さん、山崎阿弥さんが、500m美術館や美術館賞について、熱いトークをかわします!事前お申込みは不要ですので、是非、皆さまのご来場をお待ちしております。

第4回500m美術館賞グランプリ授賞式&トークセッション

1月30日(土)17:00〜19:00

会場/札幌市資料館2F研修室(札幌市中央区大通西13)

モデレータ/北村清彦(北海道大学大学院文学研究科芸術学講座教授)

登壇者/遠藤水城(キュレーター・HAPSディレクター、500m美術館賞ゲスト審査員)

    高田洋三(写真家)山崎阿弥(美術家)

17:00 ~ グランプリ , 準グランプリ発表・表彰
17:15 ~トークセッション

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