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第6回500m美術館賞 審査員 講評

第6回500m美術館賞
The 6th Sapporo 500m Gallery Award
グランプリ受賞作家 

阿児つばさ/T、Kit_A 

ゲスト審査員からの講評

 

選評 「A vs T」もしくは「_ vs /」 椹木 野衣

「札幌500m美術館」という世にも稀な特質を十分に活かし、同時にこれまでにない展示の可能性を引き出しうる二人の案を選べたのではないかと思う。
いわゆるトラフィック・コーンの所在と形状に徹底してこだわるKit-Aのプランは、私たちの身の回りに常に存在し、そうであるがゆえにほとんど気づかれず、しかし実は私たちの行動を日々、かなり強く規制しているこのメディアについて、<見る者=通る者>がその展示と並行して通行することで、様々な角度から意識化することをねらいとしている。常に変化の最中にある都市では、私たちが目にせぬ日はないくらい、トラフィック・コーンはあらゆる局面で存在している。にもかかわらず、実はその名称さえ定かではない(三角コーン、カラーコーン、パイロン等呼称多数)。しかし、それらの働きかけは、法的な拘束力を持つ公的な交通標識にも準じるものを持っている。ところが交通標識と違い、トラフィック・コーンは、そうした拘束力とは裏腹に、量販店で誰もが購入できる安価な簡易性を備えている。いったいこれはなんなのだろうか? いつの頃から、どのようなかたちで私たちの生活に入り込み、これほどまでに増殖し、今日に至るのだろう。Kit-Aは、この謎といえば謎な媒体を、公的な空間でもあり、同時に私的な行動のための通過地点でもある札幌500m美術館という展示空間を活用し、それこそ「通過の過程」として展示する。地下通路はもともと経由のための空間であり、事実、そうした空間には常にトラフィック・コーンが存在している。会期中(展示設置中?)には本物のトラフィック・コーンがお目見えし、作業や工事で実際に使われるかもしれない。いや、そもそも展示のトラフィック・コーンと本物のトラフィック・コーンとで分けられるのだろうか? 考えてみれば、展示もまた一時的な視覚の仮設ではないか。考えれば考えるほど興味深い。
これに対し、阿児つばさ/Tは、氷を使った「橋」という原理的な通過性に着目する。阿児はトラフィック・コーンとはまったく対照的に、古くから寒冷地の冬には欠かせない通路としての氷という「通路」に着目する。トラフィック・コーンによって作られる仮設の通路が、石油化学製品といういかにも現代的な原材料の産物であるのに対し、自然現象に由来する氷の通路は、その起源をどれくらいさかのぼれるかわからないくらい古い、人と自然との接触面と言える。しかし両者は対立ばかりしているわけではない。トラフィック・コーンが一時的な仮設の通路として、用が済めばたちまち撤収されてしまうように、氷の橋も冬が去り、春が訪れればおのずと消えてなくなる。その意味で阿児の展示は、いにしえからの生活の知恵や技法を都市の最中で再現しようとするにとどまらない。そうした自然現象によって作られる氷=橋が、都市環境の中で消えていく=溶けていかざるをえない「現代」という環境について、改めて考えさせる。と同時に、私たちが古くから、そのように一時的でかたちの定まらない対象に生活を委ねてきたことを気づかせもする。会期中、氷はおのずと溶けていくだろう。だがここでは、溶けていくこと自体が、展示を通じて見せるための要素としてありうる。普通に考えれば、作品が溶けてなくなっていくことなど考えられないことだが、札幌500m美術館がもともと都市の中の通路=橋を兼ねているのであれば、そこは刻々と変化する場そのものなのであり、そういう場所での展示は、おのずと不変性を最大限に重んずる美術館とは根本的に違うものになってよいはずだ。札幌500m美術館もまた、季節に特有の現れては消える「橋」そのものなのだ。それは橋であると同時に両「端(はし)」を持っている。
今回、両者が選ばれたのは、あくまで個別に審査した結果としてなのだが、こうして考えてみると、この二人が同時に展示される場そのものが、ある種の相乗効果を持つのではないか。「Kit_A」の「A」は、おそらくトラフィック・コーンを模したものだろう。としたら「_ 」は路面かもしれない。その点では阿児も負けていない。「阿児つばさ/T」の「T」は、もしかしたら氷の橋の路面とその橋桁かもしれない。ならば「/」はその支えだろうか。確認したわけではないが、少なくともそこには、個人の作家だけでは制御の難しい人工〜自然の環境に対し、複数で当たろうとする「Team」性が透けて見える。今回の札幌500m美術館賞での二人の展示は、奇しくも、人が通路を通ることに対する「A vs T」、もしくは「_ vs /」(アンダーバー vs スラッシュ)をめぐる記号的・視覚的関心を強く喚起することになるのではないか。

 

(さわらぎ・のい 美術批評家、多摩美術大学教授)

 

選評  藪前 知子

500mも続くショーウインドー形式、そして都市のど真ん中の地下の歩行空間という、これ以上はないユニークな展示空間を使うことの必然性を、いかに提案に盛り込むことができるかが審査のポイントとなった。が、結局は、実現に賭ける作家の熱意が成否を決めた。道行く人の日常に異物を差しこみ、足を止めさせるのはなかなか高いハードルだが、それを可能にする力が感じられる二案が選ばれた。
阿児つばさ/Tの提案は、昨年、強い印象を残しながらも落選したものを、実現可能性を高めて再挑戦したものだという。地域の喪われた記憶を作品を介して可視化し伝えて行くというのは昨今の地域アートプロジェクトの一つの常套手段だが、その作法を踏まえつつも、そこからはみ出てしまう熱量が作品の力になっている。彼女は、10分の1スケールとはいえ、膨大な手間と物理的なあれこれをかけて「氷橋」を展示室の中に会期を通して出現させようとしている。それはなぜ、という問いが宙ぶらりんとなる地平に、「美術とは何か」の答えの輪郭が現れる。また、「T」という一字で結ばれた共作者たちとの恊働作業であるということも興味深かった。荒唐無稽に見えるアイデアも、複数で共有していくことで現実となっていく。フィクションが共有され、物語としてコミュニティの中に息づいてゆくプロセスを想像させられる。
KIT_A の提案は、ロード・コーンに魅せられた作家による渾身の展示。視認性そのものでありながら、社会的な慣習によりそれ自体は「見えない」存在であるロード・コーンとは、見えるものと見えないもののはざまに出現するアートという領域を、象徴するようなモチーフであると虚をつかれた思いがした。もともとは作家の強いフェティシズムから出発したものが、唯一無比のモチーフとして継続する中で、普遍性に到達していることも興味深い。
厳寒の空気を揺るがすような熱い作品の実現を期待している。

 

(やぶまえ・ともこ  東京都現代美術館学芸員、SIAF2017企画メンバー)

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第6回500m美術鑑賞グランプリ受賞アーティスト

第6回500m美術館賞
The 6th Sapporo 500m Gallery Award

グランプリ受賞作家 

阿児つばさ/T 

1991年北海道網走郡美幌町生まれ、兵庫県神戸市出身、在所未詳。社会に存在するシナリオの可視化、シンボルを制作する。近年の活動に、ツアーガイド「氷橋-夏-」(音威子府村、2017)、グループ展「船/橋 わたす」(奈良県立大学、奈良、2017)「アンキャッチャブル・ストーリー」(瑞雲庵、京都、2017)、個展「花路里と花路里 / PEGASUS /ど こ や こ こ」(3331アーツ千代田、東京、2016)、T個展「花路里」(Division、京都、2016)、ぽこぽこガール「 ぽこぽこアワー」(アートエリアB1 [大阪]、DANCE BOX[神戸] 、Division [京都]、2015)など。Tとして作者混在の制作も行う。
akotsubasa.xyz

Kit_A

1966年北海道生まれ、札幌在住。北海道教育大学大学院教育学研究科修了。
道端のロードコーン(三角コーン)の写真を撮り続けるロードコーンマニア。
近年の活動として、グループ展「つながろう~音の風景 」(地下歩行空間、2017)、ポンペツ藝術要塞(むかわ町穂別野外博物館、2017)、ハルカヤマ藝術要塞(小樽市春香山、2017、2015、2013)、帯広コンテンポラリー「ヒト科ヒト属ヒト」(帯広市民の森、2016)、 「マイナスアート」(帯広市旧みのやホテル、2015)、個展「Around The Rordcones」(ギャラリー犬養、2016)、「Around The Rordcones」(JRタワーArtBox、ArtBoxグランプリ受賞展示、2016)、HTBイチオシ祭りHUEラボワークショップ企画デザイン「はっちゃonドーム」(月寒ケーズデンキドーム、2015)、など。
https://www.facebook.com/roadconewith/
https://www.instagram.com/kit_a/

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第6回500m美術館賞
The 6th Sapporo 500m Gallery Award
会期 2018年1月27日(土)~3月28日(水)
会場 札幌大通地下ギャラリー500m美術館 ガラスケース部分全面
住所 札幌市中央区大通西1丁目〜大通東2丁目
(地下鉄大通駅と地下鉄東西線バスセンター前駅の地下コンコース内)
時間 7:30〜22:00
http://500m.jp
2018年1月27日(土) 500m美術館賞グランプリ展授賞式・トークセッション
椹木野衣(美術評論家、多摩美術大学教授)藪前知子(東京都現代美術館学芸員)、阿児つばさ/T、Kit_A

主催:札幌国際芸術祭実行委員会/札幌市
企画:有限会社クンスト
施設についてのお問い合わせ:札幌市市民文化局 国際芸術祭担当部 011-211-2314(8:45~17:15 土日祝休)
企画・作品に関するお問い合わせ:有限会社クンスト 011-802-6438(13:00~23:00 日祝不定休)

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第6回500m美術館賞が決定しました!

6回目を迎えた「500m美術館賞」、今年度はゲスト審査員に椹木野衣氏、藪前知子氏をお迎えして、多数の応募者から6名が最終選考に残りました。
10月14日に2次面接審査が行われ厳正な審査の結果、2名のグランプリ受賞者が決定しました。


ゲスト審査員
椹木野衣(美術批評家、多摩美術大学教授)
藪前知子氏(東京都現代美術館学芸員、SIAF2017企画メンバー)

審査員
地家 光二 (北海道立近代美術館学芸部長)
三橋 純予 (北海道教育大学岩見沢校美術文化専攻教授)
山田 良(札幌市立大学大学院デザイン研究科准教授)

 

最終選考通過(五十音順)

 

阿児 つばさ / T  神戸市

Kit_A 札幌市

黒田 大祐 広島市

小谷 彰宏 札幌市

船山 哲郎 札幌市

松浦 進 札幌市

 

グランプリ受賞者

阿児 つばさ / T  神戸市

Kit_A 札幌市

 

展示は来年となりますが、皆様のご来場をお待ちしております!
審査員からの講評や作家情報などひきつづき随時更新いたします。

 

■第6回札幌500m美術鑑賞グランプリ展

2018年1月27日(土)〜3月28日(水)

■授賞式+シンポジウム

2018年1月27日(詳細については後日発表いたします。)

 

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第6回札幌500m美術館賞募集期間延長のお知らせ。

500-4th

より多くの方に応募していただきたく、第6回札幌500m美術館賞の募集期間を延長することになりました!

締め切りは9月15日(金)となります。
沢山の御応募おまちしております!


■応募詳細
第6回札幌500m美術館賞 

500m美術館では、2017年度も現代アートの作品プランおよび企画プランのコンペティション「第6回 札幌500m美術館賞」を実施します。500m美術館のガラスケース(幅12,000mm × 高さ2,000mm × 奥行650mm)4基、全長48mの作品展示プランを募集。アーティストの個展、キュレーターによる企画展、作家同士のグループ展など、ガラスケース4基の空間を生かしたプランの中から最も優れた2組をグランプリとして選出し「500m美術館賞グランプリ展」で展示します。多くの応募をお待ちしております。

 

■ゲスト審査員

椹木野衣(美術批評家、多摩美術大学教授)

藪前知子氏(東京都現代美術館学芸員、SIAF2017企画メンバー)

 

■審査員

地家 光二 (北海道立近代美術館学芸部長)

三橋 純予 (北海道教育大学岩見沢校美術文化専攻教授)

山田 良(札幌市立大学大学院デザイン研究科准教授)

 

■応募期間

平成29年7月1日(土)~9月15日(金)[必着]

■第6回札幌500m美術館賞グランプリ展 会期

平成30年1月27日(土)~3月28日(水)

■応募から展示までの流れ(予定)

1 応募開始   平成29年7月1日(土)
2 応募締切   平成29年9月15日(金)[必着] 
3 一次審査   平成29年9月中
4 二次面接審査 平成29年10月中
5 作品設営期間 平成30年1月23日(火)~1月26日(金)
         10:00-17:00(4日間)
6 展覧会期間  平成30年1月27日(土)~3月28日(水)
7 搬出撤去   平成30年3月29日(木)30日(金)
         10:00-17:00(2日間)

※ 一次審査通過者にのみ9月中(予定)にメールで通知
※ グランプリ2組は11月中に500m美術館のホームページで告知

 

■応募方法
応募方法・応募要項等に関する詳細につきましては、下記リンクよりダウンロードしてください。

・応募要項

PDF     500m_Award_2017_guideline

応募用紙

PDF  500m_Award_2017_form

Word  500m_Award_2017_form

 

※ご希望の形式をダウンロードください。

※原則メールで応募してください。やむをえない場合は郵送も可。

※必ず応募要項をよくご確認の上、ご応募ください。

 

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■応募先およびお問い合わせ先

有限会社クンスト  担当:佐野

E-mail:500mmuseum@gmail.com

〒060-0042

札幌市中央区大通西5丁目8昭和ビル地下2階

Tel:011-802-6438(13:00-23:00 日祝休)

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北海道美術史[1977-2017年]フォーラムのお知らせ

北海道美術史[1977-2017 年] フォーラム
北海道・札幌の美術40年、
公開型オーラルヒストリーの試み。
アートとリサーチセンターと500m美術館の共同開催の企画が今週金曜夜にあります!

【概要】
日時| 第一部 [1977-1997 年] 8 月 11日(金) 19:00~21:00
   第二部 [1997-2017 年] 9 月 12 日(火)19:00~20:30
会場| SIAF Official BAR「出会い」
住所| 札幌市中央区南1条⻄6丁目8-1 第2三谷ビル6階OYOYO
定員|30名(先着順)
参加有料|1ドリンク(500円)をお願いいたします。
登壇者|*敬称略、50音順
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>> 第一部 [1977-1997 年] 2017 年 8 月 11日(金)
19:00~19:45 基調講演 [1977-2017 年の北海道美術史]
講演者:佐藤友哉 (札幌芸術の森美術館館長)
19:50~21:00 フォーラム [1977-1997 年の北海道美術]
モデレーター:吉崎元章 (一般財団法人地域創造総務部参事)
登壇者:小室治夫(杉山留美子基金代表/JRタワーARTBOXディレクター)、佐藤友哉
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>> 第二部 [1997-2017 年] 2017 年 9 月 12 日 (火)
19:00~20:30 フォーラム[1997-2017 年の北海道美術]
モデレーター:樋泉綾子(公益財団法人札幌市芸術文化財団 市民交流プラザ開設準備室)
登壇者 :磯崎道佳(美術家)、柴田尚(北海道教育大学教授、NPO S-AIR代表)、穂積利明(北海道立近代美術館主任学芸員)、梁井朗(北海道美術ネット主宰・アートブロガー)
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特別協力|公益財団法人札幌市芸術文化財団
企画・記録作成| 500m美術館企画運営担当、アートとリサーチセンター
主催| 札幌国際芸術祭実行委員会

【企画主旨】
2000年以降、日本をはじめ世界中でビエンナーレ、芸術祭がひらかれるようになり、ここ札幌でも2014年に札幌国際芸術祭(以下:SIAF)が開催された。札幌でSIAFが開かれるまでに、札幌および北海道の美術関係者による不断の努力があったことが想起される。しかしながら20年以上遡ると、この地で何が行われ、どのような作品が作られ、どのような展覧会やアートプロジェクトがひらかれたのか?
どのような個人や組織が存在していたのか?など過去の事例や状況を知りたくとも情報にアクセスできない状況である。そこで、SIAF2017の開催を起点に、これまでの北海道美術史を年表に編纂していくことを考えた。歴史の編纂は常に現在の視点で行われるため、偏りと漏れが生じてしまうが、視線の偏りと漏れを恐れることよりもまず議論の素材となる
下地を作り、後世に伝え残すことに重きをおくことにした。
そのひとつの方法として、歴史調査の手法であるオーラルヒストリーを公開で実施する、北海道美術史[1977-2017 年]
フォーラムを、SIAF2017 のインフォメーションセンター&オフィシャル BAR でもある「OYOYO」を会場に 2 回に渡り開催する。
2回のフォーラムを通じ、 1977 年7月20日に開館した北海道立近代美術館の開館を起点に、2017 年に開催される札幌国際芸術祭2017までの40年間を射程とする。
8月に開催する第一部では、北海道美術史に関する基調講演を札幌芸術の森美術館館長に行っていただいたのち、北海道の美術をよく知る専門家の方々をお招きし、1977-1997年までの 20 年間の動向についてお話を伺う。9月に開催する第二部では、1997 年-2017 年までの20 年間の動向にフォーカスする。
本フォーラムは登壇者や観客からの発言を引き出し、記憶と記録を掘り起こすことを目的とし、北海道の美術を知る、伝える資料の一部として記録保存し、共有可能なリソースの創出に貢献すること目的に行われる。

問い合わせ先|アートとリサーチセンター tel 070-5607-4204 (10:00-18:00)

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第5期「500メーターズ」芸術祭 取材メンバー大募集!

2017年5月より、500m美術館の企画・制作・管理・運営など業務をサポートしてくれるボランティアのアートマネジメントチーム「500メーターズ」の第5期メンバーを大募集しています!

毎月1~2度、札幌市内のギャラリーなどに集まり、2018年1月に開催予定の展覧会「500メーターズプロジェクト005」の企画立案ミーティングを行います。現在は企画についてのアイデア出しがはじまったばかり、まだまだメンバー募集中です!
さらに、今年は札幌国際芸術祭2017が開催されます。そこで500メーターズとしては初の試みとなりますが、SIAF2017の展示の様子、イベントのレポート、企画の裏側など取材を行ってもらいます。
その取材内容を元に、10月からはじまる500m美術館の展覧会「芸術祭ってなんだったんだ?」-500m美術館がみた札幌国際芸術祭2017-(仮) で展示します。そのため、今年は「取材班」としての500メーターズという役割もあります。
まだまだ人手不足です!リサーチャー、リポーター、ライター、カメラマンなどなど取材メンバーを絶賛大募集中です!!

○申込方法
メールにて受付。表題を「第5期500メーターズ参加希望」とし、
お名前、職業、生年月日、電話番号、PCメールアドレスの5つをご記載のうえ、
担当:赤坂宛(info@projecta.or.jp)までご連絡ください。

◯問い合わせ
TEL 011-211-4366(テラス計画)
Mail info@projecta.or.jp
Web http://www.projecta.or.jp/

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第6回札幌500m美術館賞募集開始!

第6回札幌500m美術館賞 

The 6th Sapporo Odori 500-m Underground Walkway Gallery Award

ガラスケース

500m美術館では、2017年度も現代アートの作品プランおよび企画プランのコンペティション「第6回 札幌500m美術館賞」を実施します。500m美術館のガラスケース(幅12,000mm × 高さ2,000mm × 奥行650mm)4基、全長48mの作品展示プランを募集。アーティストの個展、キュレーターによる企画展、作家同士のグループ展など、ガラスケース4基の空間を生かしたプランの中から最も優れた2組をグランプリとして選出し「500m美術館賞グランプリ展」で展示します。多くの応募をお待ちしております。

 

■ゲスト審査員

椹木野衣(美術批評家、多摩美術大学教授)

藪前知子氏(東京都現代美術館学芸員、SIAF2017企画メンバー)

 

■審査員

地家 光二 (北海道立近代美術館学芸部長)

三橋 純予 (北海道教育大学岩見沢校美術文化専攻教授)

山田 良(札幌市立大学大学院デザイン研究科准教授)

 

■応募期間

平成29年7月1日(土)~8月15日(火)[必着]

■第6回札幌500m美術館賞グランプリ展 会期

平成30年1月27日(土)~3月28日(水)

■応募から展示までの流れ(予定)

1 応募開始   平成29年7月1日(土)
2 応募締切   平成29年8月15日(火)[必着] 
3 一次審査   平成29年8月17日(木) 
4 二次面接審査 平成29年9月2日(10:00〜14:00)
5 作品設営期間 平成30年1月23日(火)~1月26日(金)
         10:00-17:00(4日間)
6 展覧会期間  平成30年1月27日(土)~3月28日(水)
7 搬出撤去   平成30年3月29日(木)30日(金)
         10:00-17:00(2日間)

※ 一次審査通過者にのみ8月25日までにメールで通知
※ グランプリ2組は10月上旬に500m美術館のホームページで告知

 

■応募方法
応募方法・応募要項等に関する詳細につきましては、下記リンクよりダウンロードしてください。

・応募要項

PDF     500m_Award_2017_guideline

応募用紙

PDF  500m_Award_2017_form

Word  500m_Award_2017_form

 

※ご希望の形式をダウンロードください。

※原則メールで応募してください。やむをえない場合は郵送も可。

※必ず応募要項をよくご確認の上、ご応募ください。

 

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■応募先およびお問い合わせ先

有限会社クンスト  担当:佐野

E-mail:500mmuseum@gmail.com

〒060-0042

札幌市中央区大通西5丁目8昭和ビル地下2階

Tel:011-802-6438(13:00-23:00 日祝休)

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第5期「500メーターズ」ボランティアメンバー大募集!!

画像

 

2017年5月より、500m美術館の企画・制作・管理・運営など業務をサポートしてくれるボランティアのアートマネジメントチーム「500メーターズ」の第5期メンバーを大募集します!

 

■500メーターズとは?
500メーターズとは、アーティストの作品制作アシスタントや展示サポートのほか、展覧会の企画や運営方法を学ぶ市内の学生や社会人などで結成された市民ボランティア組織です。毎月1~2度、札幌市内のギャラリーなどに集まり、2018年1月に開催予定の展覧会「500メーターズプロジェクト005」の企画立案ミーティングを行います。

 


■第5期500メーターズの活動内容予定

 

○500m美術館の搬入設営、搬出撤去、アーティストの制作サポートなどを通じて、アーティストと交流し、現代美術の現場を体験する機会を得ることができます。

 

○毎月1~2度、企画立案ミーティングや、500m美術館のマネジメント会議を実施。

 

○2018年1月に開催予定の、500m美術館ウォール部分(壁面約120m)における展覧会の企画立案、設営撤去、制作補助、予算管理等、展覧会のマネジメント業務全般を行います。

 

○全3回程度、アートマネジメント講座を開講、展覧会の作り方を学びます。講師には、大学教授、学芸員、研究者、ギャラリスト、アーティストなどを予定。

 

○第5期500メーターズ活動スケジュール ⇒ 500m05_Schedule

 

 

■500メーターズへの参加方法について

 

○募集定員:
20名。
全日程に参加できなくても構いませんが、1年間を通じて最後までご参加いただける方を優先します。

 

○参加条件:
・アートに興味があること。
・アートマネジメントに興味があること。
・ボランティア(自発的)であること。

 

○募集時期:
第1回ミーティングを2017年5月31日(水)18:30~20:00に眺望ギャラリー「テラス計画」で行います。
会場:テラス計画
住所:札幌市中央区北2条西4丁目 赤れんがテラス5階 ※3階専用EVへ乗換

 

○第5期500メーターズ期間:
2017年5月~2018年3月末

 

○申込方法:
メールにて受付。表題を「第5期500メーターズ参加希望」とし、
お名前、職業、生年月日、電話番号、PCメールアドレスの5つをご記載のうえ、
担当:赤坂宛(info@projecta.or.jp)までご連絡ください。

 

■お問い合わせ先

 

一般社団法人PROJECTA
060-0002
札幌市中央区北2条西4丁目 赤れんがテラス5階 テラス計画
担当:赤坂

TEL    011-211-4366(テラス計画)
Mail info@projecta.or.jp
Web   http://www.projecta.or.jp/