
500m美術館では初となる「彫刻を考える」展覧会を開催します。
彫刻は、360度から鑑賞できる3次元の表現形態ですが、500m美術館は細長く奥行きの少ないガラスケースが横に並んでいる特殊な展示空間のため、作品正面からのみの鑑賞体験と、歩きながらの鑑賞体験がこの施設の特徴ともいえます。本来的には彫刻鑑賞には不向きな空間だからこそ彫刻の新たな側面を見出せないかと考えました。
彫刻という表現を立脚点に、これまでとは違う視点から捉えなおし、彫刻という概念を拡張するような、挑戦的な表現をしてくれる作家たちに展示していただきます。本展は、彫刻の可能性と特性を探究している作家とともに、素材感や質感、量塊や量感など、彫刻を取り巻く様々な要素や概念を拡張して考える契機とします。
また、鑑賞者の方々にも「彫刻って何だろう?」と、彫刻に新鮮な疑問や気づきを抱いていただけますと幸いです。
参加作家:風間天心・川上りえ・髙柳恵里・長谷川裕恭・藤沢レオ・山下拓也
会期:2023年7月15日(土)〜9月27日(水)
会場:札幌大通地下ギャラリー500m美術館
札幌市中央区大通西1丁目〜大通東2丁目
(札幌市営地下鉄大通駅とバスセンター前駅間の地下コンコース)
時間:7:30~22:00
主催:札幌市
企画運営:CAI現代芸術研究所/CAI03(有限会社クンスト)、一般社団法人PROJECTA
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搬入風景
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〈展示風景〉 Photo:山岸靖司
大通側から
1,2. 山下拓也 「今日も頭の中が___でいっぱい!」


3. 長谷川裕恭 「きみのうた2023」

4. 藤沢レオ 「回と凸と凹」

5. 風間天心 「名もなき彫刻」

6. 川上りえ 「Augmented Space (拡張する空間)」

7,8.髙柳恵里 「彫刻 (3×6 合板) 「彫刻 (A4)」


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(札幌市公式ホームページ ホーム > 教育・文化・スポーツ>文化・芸術>札幌市所管の文化施設について(指定管理者制度など)>札幌大通地下ギャラリー「500m美術館」)
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