蒲原みどり
Kambara Midori


「記憶の庭」
「隠されていたこと #4」
「Garden #10」
「Garden #9」
「Garden #1」
「野の記憶 #2」

自然の風景を過去の記憶と重ね、絵を描いています。
春、夏、秋、冬といった季節があるように、人は生まれてから死に至るまで、いくつかの特徴的な節目を迎えて生きています。
日々、様々な風景と出会い、時を過ごしていますが、あるものは風化し、あるものは記憶として堆積し、その人の生きた証が地層のように残っていきます。
そうすると、時々、過去のものである記憶が、未来を繋いでいるという不思議な感覚になる瞬間があります。
それは、自然が無ければ人間が生きていけないのと同じ様に、記憶とは、尊い、掛け替えのないものであると感じます。
私の目に映る自然の風景を過去の記憶と重ね、絵で記録しつづけています。

Profile

美術家・ビジュアルデザイナー、北海道生まれ。札幌を拠点に、美術制作を行う。
ビジュアルデザイナーとして広告デザイン、イラストレーション制作の他に、本の装丁デザイン、挿絵を手掛ける。

■主な装丁デザイン
「図書館の子/佐々木譲」(HAJ出版)
「五十嵐淳/状態の構築」(TOTO出版)
「五十嵐淳/状態の表示」(彰国社)
「生きているからいきてゆける/曽田雄志」(HS出版)
「北海道のバラづくり/工藤敏博」(北海道新聞社)

■主な受賞歴
2012年 アートフェア「ULTRA005」ベストウォール賞受賞(東京/青山スパイラルガーデン)

■主な展覧会
2013年 Miki MIALY企画展「MIDORI KAMBARA Exposition 蒲原みどり個展」(フランス/パリ)