長谷川裕恭
Hasegawa Hiroyasu
「いろいろなものがたり」
作品を作るときは、物語の主人公となるような人や物などをはじめに思い浮かべ、さらにそれに付随する要素を加えていくことで世界観を広げていきます。そのときに、モチーフに合う素材や形などもイメージしていきます。
素材としてよく用いる、木、石、紙などありますが、たいていの素材はそのまま使わずに、手を加えてから使っています。例えば、木や石であれば彫る、紙であればくしゃくしゃにしてから使うなど質感を調節します。
質感は、作品の中の物語をより明確に視覚化してくれる役割があります。今回の展示では、様々な素材を用いた展示構成を行いました。質感のバリエーションをお楽しみください。
Profile
道内で作品発表を行っている彫刻家。1976年小樽生まれ。2002年北海道教育大学大学院修了。木や段ボールなど様々な素材を用いた、物語性のある彫刻作品を制作している。2009年より道展会員。
■略歴
1976年 北海道小樽市出身
2000年 北海道教育大学美術工芸コース卒業
2002年 北海道教育大学大学院修了
北海道美術協会(道展)会員
■主な個展
2008年 「長谷川裕恭個展」 大同ギャラリー(札幌)
2006年 「長谷川裕恭個展」 沙流川アート館(平取)
2005年 「長谷川裕恭個展」 沙流川アート館(平取)
■主なグループ展
2012年 「安住賢一・長谷川裕恭 二人展」沙流川アート館(平取)
2010年 「北海道 立体表現展’10」 北海道立近代美術館(札幌)
2007年 「Finish and Begin 夕張美術館の軌跡・明日へ」 夕張市美術館(夕張)
2002年 「夕張・夏・芸術祭」創作の館・夕張市美術館市民ギャラリー(夕張)