今村育子
Ikuko Imamura


photo : Keizo Kioku
提供 : 創造都市さっぽろ・国際芸術祭実行委員会

Profile

1978年生まれ 北海道札幌
ほのかな明かりや音、影や気配など日常の中にある些細な光景をモチーフに、見る者の遠い記憶や自己を呼び起こすインスタレーション作品(空間そのものを作品化すること)を制作する。近年は北海道・空地地区の炭鉱跡地、選炭施設の暗闇に差し込む光を使ったサイトスペシフィック(その場でしか見ることの出来ない)な作品を展開。それは、あたかも日本の近代化と共に置き去りになった炭鉱の歴史に再び光を当てる行為にもみえる。主な展覧会として「奔別アートプロジェクト」三笠旧住友奔別炭鉱石炭積み出しホッパー(2013・2012)、「ART OSAKA」ホテルグランヴィア大阪(2012)、「日常の冒険」札幌大通地下ギャラリー500m美術館(2012)、「Living Art」札幌芸術の森美術館(2011)、「雪国の華 -N40°以北の日本の作家達-」上海莫干山路50号(2009)など。その他「JR ARTBOX 2014」優秀賞受賞、財団法人さっぽろ産業振興財団 インタークロス・クリエイティブ・センター +特定非営利活動法人S-AIR 創造拠点交流事業 「S-AIRアワード」によりメキシコ滞在(2006)など。

すきまから差し込む光は、通路を行き交う人の影を映し出す。 すきまを横切る人は、その影をつくりだしていることには気付かずに、無意識の美しさを生み出している。

光と影は何かと何かのあいだに出来たすきまを通過して、向こう側にある存在を知らせてくれる。
すがたかたちは見えなくても、そこにある存在を感じとれるこの微かな現象が、大切なことに思えるのは何故だろう、そういう問いを自分に投げかけながら作品をつくっています。