坂東史樹
Fumiki Bando


photo : Keizo Kioku
提供 : 創造都市さっぽろ・国際芸術祭実行委員会

Profile

1963年、札幌生まれ。札幌在住

自身の潜在意識を作品に投影する作家。夢で見た風景を精密な模型で復元し、そこに日常生活や現実社会の事物などを加えることで、夢と現実の境界を曖昧にさせている。ストレスフルな現代社会における坂東の行為は、都市と自然が交差する人間社会を象徴している。1995年、ロンドンユニバーシティー、ゴールドスミスカレッジ大学院卒業。主な展覧会に「ゴールドスミスグループ展」(チゼンヘイルギャラリー、ロンドン1994·)、「ゴールドスミスからの衝撃」(上野の森美術館EXTRA、東京1998)、43°NORD - 「北日本の5人の作家達」(ハンブルグK3、ドイツ2001)、「北の創造者たち2003-虚実皮膜」(札幌芸術の森美術館)、「私はここにいる/私はそこにいる」(CAIコンテンポラリーアートインターナショナル、ハンブルグ2004)、「FIX・MIX・MAX!現代アートのフロントライン」(北海道近代美術館、 札幌2006)、「アミューズランド2007 ビューティフルドリーマー –夢からの贈り物-」(北海道近代美術館、札幌)、「樽前arty2011-記憶の循環」(苫小牧市立樽前小学校、苫小牧2011)、「札幌美術展 パラレルワールド冒険譚」(札幌芸術の森美術館、2012)等。今回の展示は、模型をピンホールカメラで撮影し、写真を石膏の表面に直接焼き付けた平面作品である。作品の視点は、時には植物や昆虫からの目線であったり、神の視点を想像させる社会の俯瞰風景であったりする。それらはまるで現実かのような光景として精密に描写され、作者自身の無意識にあるイメージを具現化させているのだ。それは現実の作者が自己の潜在意識を覗き込んでいるようにも見える。