鈴木悠哉
Yuya Suzuki
photo : Keizo Kioku
提供 : 創造都市さっぽろ・国際芸術祭実行委員会
Profile
1983年、福島生まれ。"大学卒業後、札幌に移住"、現在はベルリン在住 現実社会の中に潜在している様々な要素を引き出す平面作品や映像、サウンド、インスタレーション(空間そのものを作品化すること)など多岐にわたる作品を展開している。札幌をはじめ、中東、ヨーロッパでの旅路の中で制作された映像は、都市や自然、人間社会の中にある個人の経験を越えた先天的で普遍的な無意識(集合的無意識)をテーマとしている。主な展覧会に「Duende studio residency program 」(ロッテルダム、2012)、「SIM residency program」(アイスランド 、2014)」、「artistic dialogue 」(ベルリン、2014)、「Jeune creation 」(パリ、2013)、「映像ワークショップ」(テヘラン、2011)、札幌においての主な展覧会として、「out of the music/once I saw the vacant valley」(CAI02、2013)、「庭とその半分、せかい、その他」(CAI02、2012))などがある。今回は海外の幾つかの都市で制作した映像作品を展示する。制作場所はテヘラン、ロッテルダム、ベルリンの主に三都市。映像の内容は、それぞれの都市や人間の内部に潜在している無意識層の要素を引き出そうと試みている。文化や社会的な背景がそれぞれ異なるこれらの都市の、先天的な無意識に着目する事で、人種や宗教、文化的、歴史的な差異を超えた、普遍的な感覚を明らかにしたいと考えている。それは、ニュースやマスメディア、社会的、歴史的事実、あるいは地理に依らないもう一つの世界の捉え方であると作者は言う。