伊藤隆介
Ryusuke Ito

photo : Keizo Kioku
提供 : 創造都市さっぽろ・国際芸術祭実行委員会

Profile

1963年生まれ 札幌在住

映像メディアを通じ、人間の認識や記憶の生成をテーマに、映像コラージュやインスタレーション(空間そのものを作品化すること)を制作。近年は主に作品のモチーフとなる場所や建造物を精密に小型模型化し、その内外部にモーターによって可動する小型カメラを仕掛け、そこに写された映像をリアルタイムで大型スクリーンに投影している。
主な展覧会として、「Re:Quest-1970年代以降の日本現代美術展」(ソウル大学校美術館、2013)、横浜での「黄金町バザール2012」、「超群島 -ライト・オブ・サイレンス」(青森県立美術館、2012)、「第4回恵比寿映像祭:映像のフィジカル」(東京都写真美術館、2012)、「札幌ビエンナーレ プレ企画/アートから出て、アートに出よ。美術館が消える9日間」(北海道立近代美術館、2011)、Contemporary Japanese Avant-garde Film(サンフランシスコ現代美術館、2009)、第3回 福岡アジア美術トリエンナーレ2005(福岡アジア美術館)などがある。2011年度札幌文化奨励賞を受賞。
今回の展示では、「都市と自然」をテーマに札幌の象徴的な場所を模型化し、その内外部を動く小型カメラがとらえた映像をスクリーンに投影、この地の過去や未来についての視覚的批評を行う。