アリックス・シュタットボイマー

Alix Stadtbäumer

■CV
1956　ミュンスター生まれ
1978-80　木彫師学校
1980-87　ミュンヘン芸術アカデミー

1982　アムステルダム芸術アカデミー
1987　ミュンヘン市による芸術の奨学金

1998　ロンドンのDAAD奨学金

1993　Scholarship for female artists
1995　ミュンヘン評議会の芸術賞
1998　ミュンヘンのアーウィン・フォン・クライビッヒ賞

1996 -2002　「Quivid」アート委員会のメンバー／建築と公共空間のアート2000年からミュンヘンArtothek& Bildersaal／ミュンヘンのキュレーターおよびスタッフメンバー

2017　アーティストインレジデンスVCCA USA

ヨハネス・エヴァース

Johannes Evers

ヨハネス・エヴァースの作品は、リフレクションルーム、ビデオや彫刻、そして彫刻的ナレーションの組み合わせです。インスタレーションの中で、アーティストは美術史の伝統（活人画）、抽象の様式、ジェンダーや社会的役割といった分野を探求しています。ビデオ作品への出演を通じてアーティストは、作品創作過程で直面する思想や問題について、観る人々が理解できるようにしています。

■CV
1979　3月13日ミュンヘンに生まれる
2004-2006　ハイドルン・シュメルツァーの舞台設計アシスタント
2005-2011　ミュンヘン芸術アカデミー。ヘルマン・ピッツ教授に師事。

仲島 芳

Kaori Nakajima

1996年武蔵野美術大学油絵科卒業後、2000年に渡独。 ミュンヘン芸術アカデミーにてギュンター・フォルクに師事、2007年マイスターシューレ取得、アカデミー修了。 自らの絵画制作活動の傍ら、日本やドイツでのグループ展のキュレーションも手がける。ミュンヘン在住。

約20年にわたるドイツ滞在から仲島芳は自らのルーツと西洋のアートとの結びつきを制作を通じて模索し探求している。日本の古典絵画から主にインスピレーションを受けている彼女の絵画は展示空間に展開されるインスタレーションと共に、文化におけるアイデンティティーへの問いかけを提示している。 平面作品は主にコラージュ技法によってモチーフと色彩で構成される不特定な空間設定が布や紙またはガラス上に描かれる。時代を超越した事物や場所または人物といったシンボリックなモチーフは本来の意味や文脈から剥ぎ取られ、色彩や記号または模様などの要素と断片的に組み合わされ新たなイメージを構築する。夢の中のリアリティに近似した不可思議な世界がユーモアやアイロニーを含む独自の視点で表現されている。アニメーション、インスタレーションといった様々なメディアや多種のマテリアルを通して、絵画の可能性を実験的に試みている。

ニナ・アナベル・メルクル

Nina Annabelle Märkl

ニナ・アナベル・メルクルは2009年にミュンヘン芸術アカデミーを卒業。 彫刻とドローイングを学ぶ。 彼女の作品は、ドイツや外国（ベネチアやウィーン、ニューヨーク等）にて、複数の異なるギャラリーや非営利のスペースでの個展やグループ展で展示されています。彼女は、ニューヨークISCP、ポーランドのSzczcin,そして日本の十日町におけるアーティストインレジデンスにて、異文化芸術の経験を重ねています。彼女のモノグラフ２冊、『Drawing Attention関心あるもののドローイング（2010）』、『Permeable Entities浸透性ある実在物（2016）』が出版。 ミュンヘン芸術アカデミーにてドローイングを教える。ミュンヘン在住。

ニナ・アナベル・メルクルの作品は、ドローイングとインスタレーション、そして彫刻の間を行き来しています。 空間的なドローイングは、万華鏡を覗くように見る者に異なる複数の視点から知覚するよう誘います。 彼女の作品は、物語と抽象、豪奢とミニマル、こういった要素を組み合わせています。彼女はよく物珍しいパノラマやジオラマ、またはキャビネットといった美術史の状況について言及します。美術史はかつて、それが存在する世界についての見解を表すための舞台となってきました。 彼女の作品は、日常生活から派生した断片を用いて「"possible constellations"（ありうる配置）」に変換されます。 この配置は独自のシステムを作成するため、もともと知覚される方法とは別のバージョンを展開していきます。 ドローイングに描かれている諸要素は、わずかにもともとの姿を思い起こさせます。けれども、認識の過程を中断するような仕方で諸要素は組み合わせられ、ほとんど既視感と言えるような雰囲気を創出しています。