札幌大通地下ギャラリー 500m美術館

お知らせ

News

札幌市市長 上田文雄からのご挨拶

2011年10月26日

芸術の秋、いよいよ「札幌大通地下ギャラリー 500m美術館」が誕生しました。これまで札幌の秋を彩るアートイベント「さっぽろアートステージ」の美術部門として期間限定で行われておりました「500m美術館」ですが、このたび常設化され年間を通じ様々な企画を行うことが可能となりました。ご来場の皆様におかれましては、素晴らしい数々のアート作品を是非心ゆくまでご堪能いただきたく存じます。

今年3月には、札幌駅前通地下歩行空間がオープンしました。地下街や北一条地下通路などがネットワーク化されることで、より多くの人々が行き交うようになり、街の賑わいを創出することができました。地下鉄東西線の開通とともに完成したこの通路も約35年が経過しましたが、今回、500m美術館の常設化によりイメージを一新し、芸術の力で通路のみならず地域の活性化につなげたいと考えております。

また、通路という誰もが利用できる空間での作品展示には、文化芸術に対する敷居の高さを乗り越えさせる役割も持てるものと思います。 市民の皆さんがここに展示される素晴らしい芸術に触れていただくことを契機とし、札幌の文化が限りなく発展していくよう願ってやみません。そして、このようなアート作品を展示・観覧できる場を設けることで、札幌で活躍するアーティストを国内外に発信することや、国内外の作家の作品を展示し、札幌のアートシーンに刺激を与えることができるようになり、「創造都市さっぽろ」として一段と魅力を増すものとおおいに期待をしているところです。

結びとなりますが、このたび快く出品を引き受けていただいた作家の皆様に感謝し、更なるご活躍を祈念いたしますとともに、今後ますます「500m美術館」が市民の皆様に愛され札幌の文化の発信の場となることを期待し、ご挨拶とさせていただきます。

上田 文雄(札幌市市長)